2020年度 高齢協運動の再興にむけて

宮城高齢協は2019年度、未曾有の経営困難の中、経営再建に向けて、放課後等児童デイサービス事業を東北ワーカーズコープに経営移管し、2020年度以降は、事業を介護保険事業である「いろり庵こぶし」(小規模多機能型居宅介護事業所)(以下こぶし)と指定管理事業「泉中央老人福祉センター」(以下老福センター)の二つに絞って運営することで、経営再建を目指すことになりました。六月の総代会では、こうした状況を踏まえて、高齢協運動の再建論議を進めることになります。

2019年度は、多額の負債解消を進める一方、児童デイサービス事業における利用児童の支援と家族への援助を保障しつつ、働く職員の雇用を守ることを最大の課題として事業運営をしてきましたが、新年度は残った介護保険事業と指定管理事業の二つで高齢協運動を盛り上げていくことになります。同時に、組合員一人ひとりが取り組む活動の前進が何より重要な課題となります。

経営困難な中でも、2019年度、残った二つの事業はともに豊かな前進と教訓を築いてきました。

老福センターの指定管理事業では、「共に生きる地域づくり」をテーマに大きな活動の広がりを作り出してきました。老福センターの利用者に声をかけ、高齢化が進む地域での懇談会や助け合いの会の活動などを進めてきました。黒松や将監での懇談会に加えて、助け合いと結んだ野菜作り活動なども取り組まれました。

高齢協の各地域センターや福祉事業所の活動も発展しています。泉地域の助け合い運動は、デイサービス閉所後も、人と人との絆を広げ、その後の生活支援活動に継続されています。

2019年度、支部活動はまさに豊かに取り組まれてきました。名取地域センターは、昨年11月に名取センターまつりが取り組まれ、行列ができるほどの盛況で、大いに盛り上がりました。若林地区(支部)では、泉西部地域福祉事業所の「いきいき安心・暮らしと生活サポート事業」をモデルとして学びながら、生活支援活動に取り組み、地域に根付き始めています。

石巻支部は「ひなたぼっこサロン活動」が盛んで、年々多くの人が集い、賑やかな交流が行われています。石巻では、こうしたサロンに参加する利用者から、出資金を毎月積み立てて本部に届けてくる組合員が増えています。

6月の総代会は、こうした組合員の活動を交流し、豊かに発展させ、高齢協の新たな前進につなげる方針を打ち立てなければなりません。

高齢協の新たな展望を切り開く2020年度総代会の成功のために、多数の組合員の皆さんに総代選挙に立候補していただき、共に高齢協の展望を力強く切り拓いていきましょう。

第22回 通常総代会のご案内

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